仕事を休むことに、罪悪感があるとき
休まなければ、と頭では分かっているはずなのに。 いざ休むとなると、職場に迷惑がかかる、代わりの人が大変になる、戻ったときに居場所がない、と次々に浮かびます。…
46 の記事
休まなければ、と頭では分かっているはずなのに。 いざ休むとなると、職場に迷惑がかかる、代わりの人が大変になる、戻ったときに居場所がない、と次々に浮かびます。…
誰にも責められていないはずなのに、どこかから押されている感じが消えません。 部屋に一人でいても、背中のあたりに気配があります。用事のない日ほど、はっきりしま…
週末の予定が決まった瞬間に、体が重くなる。 義実家の話題が出ただけで、その日の会話が固くなる。 夫が何気なく持ち出す、いつもの話。 誰も怒鳴っていないのに、…
起き上がる前から、首のうしろが熱を持っています。 冷房のなかで寝たはずなのに、汗が引いていません。水を飲んでも、芯が乾いた感じが残ります。 八月の終わりに、…
悩みと呼ぶほどではない。 人に相談するようなことでもない。それでも、朝から何かが心に引っかかっていて、一日じゅう薄く曇っている。 そして片づかないうちに、次…
「誰にも分からないよ」 画面越しにそう言った人の顔を、あとから思い出すことがあります。長いあいだ、一人で立っていた人の顔です。 説明をやめます。やめると楽に…
帰りの車のなかで、今日のことを話そうとして黙りました。 何かが大きく動いた自覚はあります。それを説明する言葉が、一つも出てきません。 人は、話せたものだけを…
説明がつかないものを、人はどこまで受け取れるのでしょうか。 画面を閉じたあとも、効いている気はします。けれど仕組みが分からない。分からないものを続けるのは落…
朝起きた時点で、はっきり困っていることはありません。それでも、気持ちが晴れません。 理由を挙げようとすると、どれも大したことではない気がします。挙げられない…
「今日は見ているだけにします」 マットを出さないまま、そう書いて送ります。休むと言ったわけでもないのに、抜けたような感じが残ります。 同じ場にいることと、同…
どうして、たった一人のことで一日が決まってしまうのでしょうか。 その人がいるかどうかで、出勤前の気持ちがまるで違う。会社に着く前から、頭の中ではもう何度もや…
目標を決めたほうが進むはずなのに、決めた翌日から重くなる場合があります。 手帳に書いた時点では、やる気があります。それが三日で、開くのも嫌になります。 多く…
本棚の一段が、いつのまにか全部その手の本になっている。 何年も学んできたはずなのに、苦しさの質が変わっていない。 本を読み、講座に出て、教えてくれる人を探し…
ふとした夕方に、急に来ることがあります。 もっと優しくできたはずだ。あのとき、なぜあんなことを言ったのだろう。生きているうちに気づきたかった。 時間が経つほ…
一日じゅう張りつめている人に、ゆるむ時間はあるのでしょうか。 朝から晩まで気が抜けない日が続くと、ゆるむという感覚そのものが分からなくなります。 同じ一日で…
外を車が通る。 隣の部屋で誰かが動く。 時計の秒針が、急に大きく聞こえてくる。 昼のあいだは聞こえていなかったはずの音が、夜になると全部こちらへ届きます。 …
マットは出したまま、床に座って十分が過ぎます。 着替えはしました。時間も空けました。それでも、立ち上がる合図が出てきません。 こういう日は、月に何度かありま…
部屋の隅に積まれたまま、何週間も動いていない山がある。 やらなければいけないことは、はっきりしています。 手をつければ終わる。それも分かっています。それでも…
「まとめて眠れたのは、いつが最後だろう」 夜中に一度目が覚めて、時計を見て、また眠る。それを二度、三度。朝になると、眠った気がしない。 本人はもう、それが自…
もう関わりのない相手のはずなのに、帰り道で後ろを振り返る。 電話が鳴ると、一瞬体が固くなる。 家に着くまで、どこかで気を張っている。 本人は「もう終わったこ…
朝、鏡の前で立ったときに気づく。 体の真ん中が、どこかずれたまま止まっている。お腹に力が入らない。何年も前の出産なのに、あのとき以来ずっとこうだ、という感じ…
夕方、机に向かっていて、体が妙に静かなことに気づきます。 その日の朝に一つ済ませたきり、あとは普通に過ごしただけです。それなのに、夕方のほうが落ち着いている…
買い物の途中で、急に胸のあたりが締まる。 何でもない場面なのに、心臓が速くなって止まらない。 早く家に帰りたい、とだけ思う。 久しぶりにあんなふうになった、…
書類にしるしを入れて、封筒を出しに行きました。それで終わりのはずです。 家に帰っても、何も起きません。うれしくもなければ、ほっとしてもいない。ただ、いつもの…
緊張しているかと聞かれて、していないと答える人がいます。 本人の実感としては本当です。困ってもいないし、慌ててもいない。それでも、肩は上がったままだったりし…
「あの人はもう次に進んでいる」 朝の電車でそう思った瞬間から、その日の残りが落ち着かなくなります。何をされたわけでもないのに、追われている感じだけが残ります…
困ったときに連絡する相手が、頭に浮かばないことがあります。 友人はいます。家族もいます。それでも、この件はこの人には言えない、という選別が先に走ります。 相…
肩は、意識していないときにいちばん上がっています。 人に言われて初めて気づく。下ろしてみると、下ろせる。けれど数分後には、また元の位置に戻っている。 連休が…
横になった時間は足りているのに、なぜ休んだ感じがしないのでしょうか。 七時間眠っても、朝の体は前の日のままです。 眠っているあいだも、体は見張りを続けている…
夜、布団のなかで、昼間の受け答えをもう一度やり直しています。 あそこはこう言えばよかった。あの言い方は重かったかもしれない。何度でも再生できます。 済んだこ…
会議の席で、発言を求められそうな空気になる。目を合わせないように、手元の資料を見る。 「私には無理」 そう言い続けてきた人ほど、実際に試したことは少ないもの…
話し始めた、その最初の一分。 何を話そうか考えていたはずなのに、口を開く前に涙が出てくる。悲しいわけでもなく、つらい話をしているわけでもない。自分でも、なぜ…
「おかえりなさい」と言われて、思わず「ただいま」と返していました。 言ってから、自分で驚きます。その言葉を、長いあいだ使っていなかったからです。 住む場所は…
契約の画面をそのまま下までなぞって、同意にしるしを付けます。 何が書いてあったかは、読んでいません。読んでも分からない、という気持ちが先に来ます。 職場の規…
説明が丁寧であるほど、聞き終えたあとに疲れが残ることが珍しくありません。 内容は正しい。役にも立つ。それでも画面を閉じたとき、頭が重くなっています。 言葉が…
朝、手帳を開いても、今の自分がどのあたりにいるのか書けません。 良くなっているのか、止まっているのか。人に聞かれても答えられません。 分からない状態には、輪…
調子が戻ってきたはずなのに、家のなかの空気だけが固くなっています。 体は軽い。よく眠れている。それなのに、言い方だけがきつくなっている。 弱っているあいだ、…
結論が出ないまま待つ時間は、どうしてこんなに重いのでしょうか。 自分では何も動かせない。相手の返事を待ち、専門家の判断を待ち、また待つ。そのあいだ、日常はい…
朝の支度をしながら音声を流していて、途中で手が止まりました。 胸がいっぱいになって、涙が出てきます。うれしいはずなのに、同時に申し訳なさが湧いてきます。 も…
会議の日程は、自分の予定を最後に決まります。 食事の店も、帰る時間も、たいてい先に誰かが決めています。それで困ったことはありません。 困っていないのに、月曜…
質問に答えていただけなのに、帰りの電車で体が軽いことに気づいた。そういうことが起こります。 相談したわけでも、助言をもらったわけでもありません。話しただけで…
「もう少し頑張れば、やり過ごせるかもしれない」 そう思いながら、また一週間が過ぎます。職場では普通に振る舞えているので、決め手がありません。 多くの場合、迷…
楽しい時間だったはずなのに、布団に入ると目が冴えています。 嫌なことがあったわけではありません。むしろ、よく笑った日です。それでも体だけが降りてきません。 …
玄関を開けた瞬間に、鞄を置く力も残っていない日があります。 同じ人数、同じ時間、同じ場所。それなのに、帰り道が軽い日もあります。 駅の階段の上り方で、その日…
血のつながりがあれば、話は通じるものでしょうか。 家に帰って、台所で同じ時間を過ごしていても、肝心なところだけが噛み合わない。そういう家があります。 近いか…
夜、洗い物を終えてから、同じ話をもう一度、最初から流しています。三度目です。 一度目でちゃんと分かったつもりでいました。それなのに翌朝には、手ざわりだけが残…