調子がいいときほど、気持ちが強く出てしまう
調子が戻ってきたはずなのに、家のなかの空気だけが固くなっています。
体は軽い。よく眠れている。それなのに、言い方だけがきつくなっている。
元気になると、なぜ人に強く当たるのでしょうか
弱っているあいだ、人は少ない力で動きます。言い返す余力がないので、自然と穏やかになります。
力が戻ると、押し返せるようになります。押し返せるようになった最初の時期は、加減が利きません。久しぶりに握った道具を強く握りすぎるのと同じです。
強さそのものは、悪いものでしょうか
強い人は、たいてい人より多くを背負ってきた人です。押し返す力がなければ越えられない場面が、どこかにあったということです。
その力は、必要があって育ちました。困るのは、必要のない場面でも同じ力が出てしまうことのほうです。
忘れてしまうことと、意志の強さは関係がありません
人は、苦しかった時期のことを驚くほど早く忘れます。楽になると勢いが戻り、もっと先へ、もっと早くと動き出します。
そのまま重なっていくと、また同じところで止まります。止まってはじめて、忘れていたことに気づきます。
これは反省が足りないからだと考える必要はありません。人の体は、苦しさをそのままの強さで保存しないようにできています。
周りが先に気づきます
本人が最後に気づく、という順番がほとんどです。家族が口数を減らし、職場の人が用件だけを言うようになる。そのころにようやく、何かおかしいと思い当たります。
言われて直そうとすると、今度は黙り込むほうに振れます。強く出るか、引っ込むか。真ん中の加減は、力が安定してからでないと戻りません。
だから、直すより先に、今どちらに振れているかを見るほうが早いということが起こります。
自分の強さを、自分で見ていた人
強さを打ち消そうとするのではなく、強さがあることを知っておく。この順番であれば、扱えるようになります。良くなったはずなのに、また元に戻ってしまうにも近いことを書いています。
自分のエネルギーは本当に強い、楽になるとコロッと忘れて真逆になってしまう。そう記してくださった一通があります。
参加者の方から届いたお便りより