頑張るほど、かえって遠ざかる感じがするとき
夜、一日の終わりに手帳を見返す。書いたことは、ひととおりやった。
それでも、何ひとつ動いていない気がする。
むしろ、力を入れるほど固くなっていく感じがする。休んでいるつもりの時間も、どこかで構えたままになっている。
力を入れることが、なぜ裏目に出るのでしょうか
結び目は、引っぱるほど固くなります。ほどこうとする動きそのものが、締める方向に働いてしまうことがある。
これは努力が足りないのではなく、むしろ逆です。きちんと向き合ってきた方にしか起きません。
やり方を変えれば動くのでしょうか
うまくいかないとき、まず疑うのはやり方です。別の方法を探し、試し、また次を探す。一つひとつは正しいのに、全体としては同じところを回っている。
次に疑うのは自分の努力量です。もっとやれば、もっと早く起きれば、もっと集中すれば。ここまで来ると、休むことにも罪悪感が混じり始めます。
方法も努力も足りていて、それでも動かないとき、問題は別の層にあります。
何年もかけて、分かること
長く聞いてきた言葉が、ある日ふいに腑に落ちることもよくあります。
それまでの年月は無駄だったのではなく、分かるための準備だったのだと、あとから気づきます。分かる瞬間は、狙って呼べるものではありません。
何もしない、とはどういうことでしょうか
「ただ触れるだけでいい」という言い方は、最初はほとんど意味が分かりません。何かをしなければ変わらない、と私たちは思っているからです。
けれど、緩んだあとに動き出したものを見ていると、順番は思っているのと逆であることが多いのです。頭では分かっていてもできないことについては、こちらの記事にも、近いことを書いています。
引っぱり続けたまま年月が経つと、結び目は固くなり、その上に新しい絡まりが重なっていきます。時間が経つだけでほどけることは、あまりありません。
頑張った量の問題ではないのです。
何年も聞いてきた言葉が、あるとき急に分かった。そう伝えてくださった方の文章です。
参加者の方から届いたお便りより