同じことを何度も繰り返してしまうのはなぜか

話を聞いた帰りの電車で、すっかり分かった気になっている。
その一週間後、同じ場面で、同じ反応が出ている。

理解しても、人の動きはすぐには変わりません。

これは、あきらめの言葉ではありません。順番の話です。

分かった、の直後に起きること

説明を受けて腑に落ちた瞬間、もう終わったような気がします。実際、その場では何かが確かに動いています。

けれど日常に戻ると、同じ場面で同じ反応が出ます。そして「あれだけ分かったのに、またやっている」と、自分を責め始める。

繰り返してしまうこと自体より、この責めのほうが新しい絡まりを作ります。

マニュアルにすると、なぜ戻るのでしょうか

理解したことを、手順にまとめたくなります。こういうときはこうする、と決めておけば次は大丈夫だと。

けれど手順にした瞬間、それは頭の持ち物になります。頭が疲れている場面、つまりいちばん必要な場面では、手順は出てきません。

出てこないので、結局それまでのやり方に戻る。そして、戻ったことをまた責める。

少しずつ、無理のない間隔で

一度で終わらせようとすると、たいてい続きません。回数を重ねた方のところでは、無理のない速さで確実に変わっている、という見え方をされる方もいます。

二年前に話したことを聞き直したら、前よりはっきり聞こえた。同じ内容なのに、受け取れる細かさが変わっていた。そういうご報告をいただきました。

進んでいないように見えて、解像度のほうが上がっていることがあります。

間隔が空きすぎると、絡まりは元の固さに戻ります。そして戻ったところから始めることになるので、同じ場所を何度も通ることになります。

繰り返してしまうのは、意志が弱いからだと考える必要はありません。理解と体のあいだには、もともと距離がある。そういう順番になっているのです。頭では分かっているのにできないことという記事もあります。

二年前の記録を聞き直された方。以下はその方の文章です。

お便り
菜穂さん シリル こんにちは! 昨日上がっていたYOU TUBE動画を見て、感想を書いています。 最後にこのちゃんが伝えてくれていた「宝もの」という言葉... 私のところでも「私が気づいている以上に『宝もの』だと感じている」という気持ちが湧き上がりました。 今月プライベートでお話ししたいトピックが、2年前に緊急で話したトピックと重なっている部分があって聞き直していたら、前よりもクリアに聞こえるというか、解像度高く見える部分がたくさんありました。 菜穂さんが最後に「ここで理解できても、またエネルギー的に反応してしまう。同じことを繰り返してしまう。理解したからといって人の動きはそんなにすぐには変わらない」ということを解説してくださっていました。なぜなら、それを知らないと、そこからまた絡まって、後遺症を作ってしまうから。「菜穂さんに解説してもらって理解したのに、また繰り返している、バカバカ」と自分を責めてしまったりもする。 そして、菜穂さんの解説やここで起きた理解も、マニュアルにしてしまうと、簡単に元の自分のやり方や動きに戻ってしまうから。 私がおちいりがちな動きを考慮して、熱意を持って伝えてくれていて、胸が熱くなりました。 こまめにプライベートを受けている方達のところでは、そんな変化が無理のないペースで確実に起きているのかなー?なんて。 リラックスした雰囲気や、幸せそうでキレイな笑顔から、伝わってくるものがありました。 プライベートを短いサイクルでコツコツ受けるのは、様々な面でハードルが高いかもしれませんが、とても貴重なことなんだろうと思います。 いつもいつも安心の場をありがとうございます🤍

参加者の方から届いたお便りより