良くなったはずなのに、また元に戻ってしまう
朝、目が覚めた瞬間に分かってしまう。今日は前のほうに戻っている、と。
「この前はあんなに楽だったのに」
調子が良かった時期を覚えているぶん、戻ったときの落差がこたえます。
一度分かったはずのことが分からなくなり、できていたはずのことができなくなる。自分は何も進んでいないのではないか、と思えてくる。
戻るのは、失敗ではありません
人の状態は一定ではありません。ほどけたところが、別の出来事でまた固くなることもあります。
問題は、戻ること自体ではなく、戻ったときに「元の木阿弥だ」と受け取ってしまうことです。そう受け取ると、そこで手が止まります。
間が空くと、どうなるのでしょうか
順調だと感じているときほど、間隔が空きます。もう大丈夫だと思えるからです。
そして間が空いたところで何かが起きると、落ち方が大きくなる。何ヶ月も離れてしまい、そこから戻るのに何年もかかった、と書いてくださった方がありました。
怠けたわけではないのです。調子が良いときに離れるのは、ごく自然な動きです。ただ、その自然さが、あとで代価を求めることも少なくありません。
行ったり来たりのまま、進むということ
まっすぐ良くなっていく、という形はほとんどありません。行って、戻って、また少し行く。その繰り返しの中で、戻る位置のほうが少しずつ上がっていきます。
戻ったことに気づける時点で、前とは違う場所にいます。
そのままにしておくと、行ったり来たりの幅だけが大きくなっていきます。ほどかれないまま時間が経つと、その上に新しい絡まりが重なるからです。
すぐに忘れてしまうのは、意志が弱いから、という話ではありません。人はそういうふうにできている、というだけです。頭では分かっているのにできないこともあわせてお読みください。
離れていた時期と、戻ってからの時間を、正直に記した文章です。
参加者の方から届いたお便りより