手続きが終わっても、気持ちがついてこないとき
書類にしるしを入れて、封筒を出しに行きました。それで終わりのはずです。
家に帰っても、何も起きません。うれしくもなければ、ほっとしてもいない。ただ、いつもの夕方です。
終わったことが、体に伝わるまで
長く続いた件ほど、終わった実感が遅れて来ます。構えていた期間が長いほど、解除に時間がかかるからです。
書類のうえでは一日で終わります。体のほうは、その日程を知りません。
待っていた姿勢は、そのまま残ります
いつ連絡が来るか分からない状態が続くと、半分だけ構える姿勢が身につきます。その姿勢は、用事が終わっても自動では下りません。
終わったあとも電話の音に反応する。郵便受けを見る前に身構える。こうした反応だけが、しばらく残ります。
そのままにして時間が経つと、構えていたこと自体を忘れます。忘れているので、疲れの理由が分かりません。
実感がないまま、次の判断が来ます
やっかいなのは、片づいた直後に決めることが増える点です。手続き、分け方、これからのこと。
まだ体が降りていない時期に、続けて判断を求められます。ここで疲れきってしまう方が少なくありません。
急がなくてよいものも混ざっています
期限のあるものと、ないものがあります。混ざっていると、全部に期限があるように感じます。
一度分けて、期限のないものを後ろに送るだけで、その週の重さが変わります。
大きな決めごとは、もう少しあとで
終わった直後に出た結論は、あとから見て違っている場合があります。降りきっていない体が出した答えだからです。
急いで決めさせようとする空気は、たいてい外から来ます。周りは終わったと思っているので、次の話に進みたがります。
進める速さを自分で決められるかどうかで、そのあとの半年が変わります。
実感がわかないのは、感謝が足りないからではありません
長く構えていた人ほど、終わった瞬間には何も感じません。感じるのは、たいてい数週間あとです。事故のあと、示談がまとまらない時期の重さでは、その前の時期について書きました。
弁護士の尽力で話が進み、これから書類にしるしを入れる段階まで来た。そう書き送ってくださった方の、続きのお便りです。
参加者の方から届いたお便りより