呼吸が浅くなっていることに、気づいていないとき
「息が詰まる」
そう口にしたことがなくても、体のほうが先にそうなっていることも珍しくありません。
胸から上だけで息をしている。肩が上がったままになっている。人に指摘されて初めて、力が入っていたことに気づく。気づいた瞬間に、大きなため息が出る。
浅い呼吸は、不安の結果であり、原因でもあります
不安になると呼吸が浅くなる。これは誰でも知っています。知られていないのは、その逆も起きるということです。
呼吸が浅いままでいると、体は「危険が続いている」と判断し、不安のほうを保ち続けます。こうして、どちらが先か分からない輪ができあがります。
意識して深呼吸をしても、戻ってしまいます
浅い呼吸に気づいた方は、たいてい深呼吸を試されます。大きく吸って、ゆっくり吐く。その瞬間は確かに深くなります。
けれど、意識を外した数分後には元に戻っています。意識で広げた呼吸は、意識を外すと閉じるからです。
姿勢を正す、肩を回す、といった方法も同じです。形は変えられますが、警戒している神経のほうはそのままです。
輪を切るのは、理解ではなく体のほうです
考え方を変えようとしても、この輪はなかなか切れません。体のほうから入ったほうが早いことが多いのです。
何度も聞いているうちに呼吸が深くなり、気がついたら落ち着いていた、というご報告をよくいただきます。順番としては、落ち着いたから呼吸が深くなったのではありません。
浅い呼吸は、そのままにしておくと癖になります。癖になると、平気なときにも肩が上がったままになり、疲れの取れない体ができあがります。
原因は、こらえ性や鍛え方のほうにはありません。神経が、まだ警戒を解いていないというだけです。朝、体が重くて動き出せない日もあわせてお読みください。
警戒を解くのは、決意ではなく、安全だと体が判断したときです。だから、何度でも戻れる場所があることのほうが効きます。
ここからは、体と心の両方で不安が高まっていた日を過ごされた方の言葉です。
参加者の方から届いたお便りより