頭がぐるぐるして止まらない、予定が崩れた日に
引っ越しの翌週に、体調を崩す。
新しい職場の初日の次の日に、熱が出る。
誰かに迷惑をかけたかもしれない、と思った瞬間から、頭の中が止まらなくなる。
起きたことは一つなのに、頭の中では十も二十も起きています。
なぜ、起きていないことまで考えてしまうのでしょうか
予定が崩れると、体は「備えなければ」という状態に入ります。備えるためには、起こりうることを全部並べる必要がある。だから頭は、まだ起きていないことまで並べ始めます。
これは故障ではなく、身を守るために体がしていることです。ただ、並べても備えきれないので、終わりがありません。
考えないようにする、という方法の限界
止まらない頭に対して、まず試されるのは「考えないようにする」です。別のことをする、動画を見る、用事を作る。
そのあいだは止まります。手が空いた瞬間に、同じところから再開します。移した先で待っているだけで、減ってはいません。
「最悪を想定しておけば安心できる」も、よく使われます。これは一度きりなら役に立ちますが、繰り返すと、最悪を思い浮かべる練習になってしまいます。
同じ出来事でも、あとの残り方は変わるのでしょうか
やることそのものは、たいてい多くありません。電話を一本かけて、指示を受ける。結局それだけ、ということがほとんどです。
違いが出るのは、その一本の電話までに、頭の中で何周したかです。神経が静まっていると周回が減り、淡々と動けます。同じことは不安が湧いたときにその場でできることでも触れています。
この回り方は、放っておいて止まるものではないのです。回るたびに道が深くなり、次はもっと早く回り始めます。
問題は、性格のほうにはないのです。守ろうとする働きが強いのです。
引っ越しと転職と、思いがけない知らせが重なった方の言葉をご紹介します。
参加者の方から届いたお便りより