不安になりやすいのは性格だと思っていた
知らない番号から電話が鳴る。出る前から、胸のあたりが締まっている。 生まれつき怖がりなのだから仕方がない。ずっとそう思ってきました。 けれど、同じ出来事でも…
「先のことが不安」をめぐって届いた言葉と、そこに添えた菜穂の言葉です。18 の記事があります。
知らない番号から電話が鳴る。出る前から、胸のあたりが締まっている。 生まれつき怖がりなのだから仕方がない。ずっとそう思ってきました。 けれど、同じ出来事でも…
「息が詰まる」 そう口にしたことがなくても、体のほうが先にそうなっていることも珍しくありません。 胸から上だけで息をしている。肩が上がったままになっている。…
引っ越しの翌週に、体調を崩す。 新しい職場の初日の次の日に、熱が出る。 誰かに迷惑をかけたかもしれない、と思った瞬間から、頭の中が止まらなくなる。 起きたこ…
不安は、理由が分かっても消えません。 原因を特定できたところで、体のざわつきはそのまま残ります。むしろ、理由を探しているあいだに、ざわつきのほうが大きくなっ…
「どうにかしなければ」 お金のことが気になり始めると、その一言が一日じゅう頭の中で鳴り続けます。 計算しても答えは変わらないのに、また同じ計算をしてしまう。…
説明がつかないものを、人はどこまで受け取れるのでしょうか。 画面を閉じたあとも、効いている気はします。けれど仕組みが分からない。分からないものを続けるのは落…
本棚の一段が、いつのまにか全部その手の本になっている。 何年も学んできたはずなのに、苦しさの質が変わっていない。 本を読み、講座に出て、教えてくれる人を探し…
外を車が通る。 隣の部屋で誰かが動く。 時計の秒針が、急に大きく聞こえてくる。 昼のあいだは聞こえていなかったはずの音が、夜になると全部こちらへ届きます。 …
もう関わりのない相手のはずなのに、帰り道で後ろを振り返る。 電話が鳴ると、一瞬体が固くなる。 家に着くまで、どこかで気を張っている。 本人は「もう終わったこ…
買い物の途中で、急に胸のあたりが締まる。 何でもない場面なのに、心臓が速くなって止まらない。 早く家に帰りたい、とだけ思う。 久しぶりにあんなふうになった、…
書類にしるしを入れて、封筒を出しに行きました。それで終わりのはずです。 家に帰っても、何も起きません。うれしくもなければ、ほっとしてもいない。ただ、いつもの…
緊張しているかと聞かれて、していないと答える人がいます。 本人の実感としては本当です。困ってもいないし、慌ててもいない。それでも、肩は上がったままだったりし…
困ったときに連絡する相手が、頭に浮かばないことがあります。 友人はいます。家族もいます。それでも、この件はこの人には言えない、という選別が先に走ります。 相…
会議の席で、発言を求められそうな空気になる。目を合わせないように、手元の資料を見る。 「私には無理」 そう言い続けてきた人ほど、実際に試したことは少ないもの…
契約の画面をそのまま下までなぞって、同意にしるしを付けます。 何が書いてあったかは、読んでいません。読んでも分からない、という気持ちが先に来ます。 職場の規…
朝、手帳を開いても、今の自分がどのあたりにいるのか書けません。 良くなっているのか、止まっているのか。人に聞かれても答えられません。 分からない状態には、輪…
結論が出ないまま待つ時間は、どうしてこんなに重いのでしょうか。 自分では何も動かせない。相手の返事を待ち、専門家の判断を待ち、また待つ。そのあいだ、日常はい…
「もう少し頑張れば、やり過ごせるかもしれない」 そう思いながら、また一週間が過ぎます。職場では普通に振る舞えているので、決め手がありません。 多くの場合、迷…