自分が今どんな状態か分からず、不安なとき
朝、手帳を開いても、今の自分がどのあたりにいるのか書けません。
良くなっているのか、止まっているのか。人に聞かれても答えられません。
見えないものは、実際より大きく見えます
分からない状態には、輪郭がありません。輪郭のないものを、人は大きく見積もります。
体調でも、お金でも、仕事でも同じです。数字を見るまでは最悪を想定し、見た瞬間に落ち着く。中身よりも、見えるかどうかのほうが効いています。
確かめないままにしておくと
確かめるのが怖いので、先延ばしにします。先延ばしにすると、確かめるのがもっと怖くなります。
そのままにして時間が経つと、確かめないこと自体が習慣になります。通帳を開かない、体重計に乗らない、届いた封筒をそのまま置いておく。
こうして、分からない部分が生活のなかで少しずつ広がっていきます。
一目で分かる、ということの効き目
いつ始めて、今どうなっているのかが一つの画面で分かる。それだけで落ち着いた、という報告は珍しくありません。
中身は何も変わっていません。変わったのは、見える形になったことだけです。
見える形にすると、比べる相手が自分になります
記録が残っていると、去年の自分と比べられます。人と比べる必要がなくなるので、比較そのものの性質が変わります。
人と比べているあいだは、どれだけ進んでも足りません。相手が動くからです。自分の記録が相手なら、動いた分がそのまま残ります。
これは気の持ちようの話ではなく、比べる相手を替えたという話です。
記録は、自分を責める材料ではありません
記録をつけ始めると、悪い日の数字ばかりが目に入ることがあります。見るたびに落ち込むので、やめてしまう方もいます。
けれど記録の役目は、良し悪しを決めることではありません。どういう日に崩れて、どういう日に戻ったのかを、あとから見返せるようにしておくことです。
一日ずつ見ると上下が激しくても、ひと月並べると形が見えてきます。形が見えると、次に崩れた日にも、またここから戻れると分かります。分からない不安の多くは、この見通しが持てないところから来ています。
把握が下手なわけではありません
自分の状態は、内側からがいちばん見えにくいものです。近すぎるからです。
外から見える形になった瞬間に落ち着くのは、ずっと目を凝らしていた分の力が要らなくなるからです。不安になりやすいのは性格だと思っていたでは別の角度から書きました。
自分がいつから入って、今どういう状態なのかが一目で分かるのが安心する。次の言葉をいただきました。
参加者の方から届いたお便りより