励まされたのに、気持ちが重くなるとき
励ましの言葉をもらったはずなのに、帰りの電車で気持ちが沈んでいることがあります。 言われた内容は正しく、相手に悪気もありません。それでも、言葉と一緒に何かを…
「うまく言えないけれど、しんどい」をめぐって届いた言葉と、そこに添えた菜穂の言葉です。19 の記事があります。
励ましの言葉をもらったはずなのに、帰りの電車で気持ちが沈んでいることがあります。 言われた内容は正しく、相手に悪気もありません。それでも、言葉と一緒に何かを…
職場にも家にも人がいて、今日も何度も話した。 それなのに、玄関を閉めて一人になると、いちばん重いところは朝と同じ場所にある。 それなのに、いちばん重いところ…
会ったあとに体が軽くなる人と、帰りの電車でぐったりしている人がいる。 同じ内容の話でも、誰から聞くかで届き方がまるで違います。 これは気のせいではありません…
家に帰って、玄関を開けた瞬間。 誰かの機嫌が悪いと分かると、その日の自分の予定は、そこで終わります。何を言われたわけでもないのに、体のほうが先に沈んでいる。…
誰にも責められていないはずなのに、どこかから押されている感じが消えません。 部屋に一人でいても、背中のあたりに気配があります。用事のない日ほど、はっきりしま…
「誰にも分からないよ」 画面越しにそう言った人の顔を、あとから思い出すことがあります。長いあいだ、一人で立っていた人の顔です。 説明をやめます。やめると楽に…
帰りの車のなかで、今日のことを話そうとして黙りました。 何かが大きく動いた自覚はあります。それを説明する言葉が、一つも出てきません。 人は、話せたものだけを…
朝起きた時点で、はっきり困っていることはありません。それでも、気持ちが晴れません。 理由を挙げようとすると、どれも大したことではない気がします。挙げられない…
「今日は見ているだけにします」 マットを出さないまま、そう書いて送ります。休むと言ったわけでもないのに、抜けたような感じが残ります。 同じ場にいることと、同…
一日じゅう張りつめている人に、ゆるむ時間はあるのでしょうか。 朝から晩まで気が抜けない日が続くと、ゆるむという感覚そのものが分からなくなります。 同じ一日で…
マットは出したまま、床に座って十分が過ぎます。 着替えはしました。時間も空けました。それでも、立ち上がる合図が出てきません。 こういう日は、月に何度かありま…
もう関わりのない相手のはずなのに、帰り道で後ろを振り返る。 電話が鳴ると、一瞬体が固くなる。 家に着くまで、どこかで気を張っている。 本人は「もう終わったこ…
困ったときに連絡する相手が、頭に浮かばないことがあります。 友人はいます。家族もいます。それでも、この件はこの人には言えない、という選別が先に走ります。 相…
夜、布団のなかで、昼間の受け答えをもう一度やり直しています。 あそこはこう言えばよかった。あの言い方は重かったかもしれない。何度でも再生できます。 済んだこ…
説明が丁寧であるほど、聞き終えたあとに疲れが残ることが珍しくありません。 内容は正しい。役にも立つ。それでも画面を閉じたとき、頭が重くなっています。 言葉が…
質問に答えていただけなのに、帰りの電車で体が軽いことに気づいた。そういうことが起こります。 相談したわけでも、助言をもらったわけでもありません。話しただけで…
楽しい時間だったはずなのに、布団に入ると目が冴えています。 嫌なことがあったわけではありません。むしろ、よく笑った日です。それでも体だけが降りてきません。 …
血のつながりがあれば、話は通じるものでしょうか。 家に帰って、台所で同じ時間を過ごしていても、肝心なところだけが噛み合わない。そういう家があります。 近いか…
夜、洗い物を終えてから、同じ話をもう一度、最初から流しています。三度目です。 一度目でちゃんと分かったつもりでいました。それなのに翌朝には、手ざわりだけが残…