話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなる

質問に答えていただけなのに、帰りの電車で体が軽いことに気づいた。そういうことが起こります。

相談したわけでも、助言をもらったわけでもありません。話しただけです。

聞かれることで動くもの

人は、自分の中にあることを全部は見ていません。言葉にして外に出したとき、はじめて形が分かります。

だから何があったのかを尋ねられると、答えながら自分でも整理が進みます。助言より先に、この段階で変化が起きます。

聞き手の状態が、そのまま伝わります

同じ質問でも、聞き手が急いでいれば話は縮みます。値踏みされていると感じれば、都合のいいところだけが出ます。

構えずに聞いてもらえる場合だけ、本当のところが出てきます。これは技術の話ではなく、その場の空気の話です。

聞いてもらえないまま過ぎる年月

聞いてもらえる相手がいないと、人は自分の中で会話を済ませます。頭のなかで説明し、頭のなかで納得する。

これが長くなると、話す筋肉が落ちます。いざ人の前に座っても、何から話せばいいか分かりません。

話すのが下手になったわけではありません。使っていなかっただけです。

三日間、そばで見ていた人の話

撮影の三日間、休憩の様子まで間近で見ていた方が、こう書いてくださいました。

人のそばにいるだけで、自分の状態が変わる理由にも通じる話です。

答えているだけの人が、終わるころには子どものような顔になっていた。以下は、その三日間を記したお便りです。

お便り
次の人が来るまで菜穂ちゃんがソファで横になって休憩されていたり、準備されているのを直でこの目で見させて頂いて 実際にフルで脳と体を使って、来る人に対してとても集中してエネルギーを使ってくれていて、毎回毎回、限界なんか考えもせずハードワークしてくださっているいうのを目の当たりにさせて頂きました。 本当に当たり前なことじゃないんだ、簡単なことじゃないんだっていうのをさらに実感させて頂きました。 なんでこんな大切なことをちゃんとわかっていなかったんだろうと思います。申し訳ありません。 インタビューの時にも言わせて頂きましたけど、インタビューですらこんなにエネルギーを使ってくれているんだから、プライベートトークなんてとんでもないのに、 それを1日何回も、それを月に100件近くも、そしてそれを12年も計1万回もやり続けてくれているって考えたら、なんでこんなにもしてくれるのっていう気持ちが込み上げてきました。 (中略) 長くなってしまったんですけどインタビューを受けている皆さんの表情が最初は緊張しているんだけどだんだんと緩んでいき、終わるころには子供のような笑顔になっているのがとても印象的でした。 そして幸運なことにその皆さんを笑顔にしているエネルギーを僕も同じ空間にいて影響を受けさせて頂きました。 感動的で涙が出てきたり、温泉の中にいるように優しさを感じたり、毎回毎回違っていて、それは菜穂ちゃんがみんなに合わせて最適なエネルギーを出しているからと菜穂ちゃんが教えてくれて、 本当に人間を超えているなと思ったし、これもいつも菜穂ちゃんが言ってくれていることがそのまま現れているなと思いました。 もれなく僕もインタビューしてもらえたあとは最高に幸せな気分が溢れています。多分みんな同じように感じているじゃないかと思うけど、まるでプライベートトークを受けた後みたいです。 ただ質問されて答えただけなのに

参加者の方から届いたお便りより