話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなる
質問に答えていただけなのに、帰りの電車で体が軽いことに気づいた。そういうことが起こります。
相談したわけでも、助言をもらったわけでもありません。話しただけです。
聞かれることで動くもの
人は、自分の中にあることを全部は見ていません。言葉にして外に出したとき、はじめて形が分かります。
だから何があったのかを尋ねられると、答えながら自分でも整理が進みます。助言より先に、この段階で変化が起きます。
聞き手の状態が、そのまま伝わります
同じ質問でも、聞き手が急いでいれば話は縮みます。値踏みされていると感じれば、都合のいいところだけが出ます。
構えずに聞いてもらえる場合だけ、本当のところが出てきます。これは技術の話ではなく、その場の空気の話です。
聞いてもらえないまま過ぎる年月
聞いてもらえる相手がいないと、人は自分の中で会話を済ませます。頭のなかで説明し、頭のなかで納得する。
これが長くなると、話す筋肉が落ちます。いざ人の前に座っても、何から話せばいいか分かりません。
話すのが下手になったわけではありません。使っていなかっただけです。
三日間、そばで見ていた人の話
撮影の三日間、休憩の様子まで間近で見ていた方が、こう書いてくださいました。
人のそばにいるだけで、自分の状態が変わる理由にも通じる話です。
答えているだけの人が、終わるころには子どものような顔になっていた。以下は、その三日間を記したお便りです。
参加者の方から届いたお便りより