一日の中に、気が休まる時間が一度もないとき
一日のうちで、力が抜けている時間はどれくらいあるでしょうか。
数えてみると、ほとんどない方が多いのです。休憩中もスマートフォンを見ていて、家に帰っても次の予定を考えている。眠る直前まで、何かが動いています。
休んでいる時間と、休まっている時間
座っていることと、休まっていることは別です。体が止まっていても、内側が働き続けていることもあります。
しかも、働き続けているほうが普通になると、力が入っていること自体が感じ取れなくなります。「疲れていない」とおっしゃる方が、実はいちばん張っていることもあります。
休もうとすると、かえって疲れることがあります
休むために何かをしよう、と考えると、休みも予定になります。旅行の計画を立てて疲れる、という話はよく聞きます。
静かにしようとして、静かになれない自分に気づき、そこでまた消耗する。休み方を間違えているのではなく、休もうとする動きそのものが仕事になっているのです。
休日に寝ても、月曜に戻ってしまう理由
一週間の張りを、週末に取り返そうとされる方は多いのです。土曜に寝て、日曜に少し回復して、月曜にまた戻る。
張っている状態が五日続いて、ゆるむのが二日では、差し引きが合いません。しかも、ゆるむには時間がかかるので、二日のうち実際にゆるんでいるのは半日ということもあります。
必要なのは、まとまった休みより、毎日の中に短く戻れる時間のほうです。
何もしていない時間に、勝手に起きるもの
作業をしながら流していても、まったく気にならない。そういう種類のものが、いちばん深く届くことがあります。
水の音や風の音と同じだと感じた、と書いてくださった方がいました。こちらが受け取ろうと構えなくても、勝手に入ってくるからです。
張り続けた状態は、そのままにしていて戻りません。むしろ、張っていることを忘れていく方向に進みます。
原因は、休み方の上手下手にはありません。戻れる場所を持たないまま、長く走ってこられた。起きているのは、それだけのことです。朝、体が重くて動き出せない日にも、近いことを書いています。
毎日、何かしら菜穂の声を流して過ごしている方から届いた文章です。
参加者の方から届いたお便りより